気田川パドリング・ガイド

豊川

Update: 96/06/03

 愛知県の豊川(とよがわ)を漕いで来ました。
 豊川は、ゆったりした瀞場が多く、のんびりと下れる川で、特に新城市・桜淵公園から下流は初心者のツーリングもOKです。ただし、瀞場が多いということは、漕がないと進まないということなので、人によっては疲れるだけでつまらないかも。風なんか吹くと、かなりイヤです。

 桜淵公園より上流は、川へのアクセスポイントが極端に少なく、あっても階段や崖を 登り降りする必要があり、大変です。最上流のスタート地点としては、宇連川の鳳来大橋下か、寒狭川の瀧神社下が一般的です。この区間の瀬には岩が多いため、水量が少ないとコース取りに苦労します。ある程度水量がある時でないと、楽しめません。

 特に宇連川は水量が少ないので、ライニング・ダウンは覚悟して下さい。
 寒狭川は瀬が多く、増水すると中上級者向けのホワイト・ウォーター・コース となります。

撮影日:1996.04.20



本長篠・鳳来大橋から見る宇連川

 少し上流に大野ダムがあるため、水量は少ない。ここで黄柳川(つげかわ)が 合流している。



 黄柳川にかかる新しい橋の袂から、河原に降りる階段あり。かなり急で 、しかも狭くて長い。


寒狭川・瀧神社下の瀬

 「日本の川地図101」では、「ツアーには不向き」とされている寒狭川だが、実は、近郊のホワイトウオーター・パドラーのメッカとなっている。新城総合公園に近い 瀧神社下には、淵の出口の落ち込みと、長篠発電所の放水口のふたつのプレイスポット がある。

 長篠橋下流にも大きな瀬があり、増水時には大きなホールが出現する。


牛淵

 宇連川と寒狭川の合流点。ここから豊川となる。(寒狭川は豊川と呼ばれることもある)JR飯田線の鉄橋と牛淵橋がかかる。この下流に左岸寄りに落ち込みが連続する瀬がある。中州から下見しよう。


豊川

 豊川沿いの県道から見た豊川。瀞場と所々に瀬が現れる。両岸は岩場で、さらに鬱蒼 と繁った林に囲まれている。上陸ポイントは少ないので慎重に下ろう。


桜淵公園

 新城市民の憩いの場。多くのパドラーが、豊川のベース・キャンプとして利用している。 左岸の河原にクルマで入れる。


川情報

Ketagawa Paddling Guide
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