笹合橋(ささごはし)[4.0km]
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95年に新しくかかった橋。橋脚に注意。
(上流から橋を見る 95.9) |
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橋の下流は左にカーブする。アウトコースに隠れ岩が多いので注意。
カーブのあと右岸に断崖が現れるあたりに小さなサーフィンウエーブが立つ。(この写真でもちいさく白い波が写っている)
右岸の岩壁が途切れると広い河原が現れる。笹合の河原だ。河原へ下りる道は、かなりガレていて、FFや車高の低いクルマでは、登れなくなる可能性もある。河原も柔らかい場所があるのでスタックに注意。
ここにかかっていた吊り橋は、笹合橋の開通に伴って、95年10月に撤去された。
(橋の上から下流を見る 98.7.5) |
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渇水で迫力がない(95.9)
二つ目の岩は、ちょうど水がかぶって、隠れ岩状態。(98.7.5)
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34. ドクター・ロック または 笹合の瀬
笹合の広い河原にそって右に曲がるカーブ。アウトコースに大きな岩が2つ連続して現れる。流れがぶつかっている一つ目の岩に気づいてなんとか避けると、目の前に二つ目の岩が現れるという難所。
水量が少ないときは、一つ目の岩は完全に干上がっていて、二つ目の岩にぶつかりやすい。水量が多いときは、一つ目の岩に張り付きやすく、二つ目の岩は落ち込みになる。インコースさえキープできれば、これといって難しくはない瀬のはずだが、初心者には難しいようだ。。
名前の由来は、かつて、ここでお医者さんの乗ったカヤックが張り付いたからとか。
水量がある時は、二つ目の岩の落ち込みが、プレイスポットになる。
増水時、一つ目の岩にカナディアンが張り付いた(98.5.31)
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注意[2003.10.19現在]
ドクターロックの手前(流れが左岸に集まったところ)で、左岸の竹林が侵食されて竹が何本も流れに倒れ込んでいます。ドクターロックに行き着く前に、ここで竹に引っかかって沈するパターンを、よく見かけます。ストレーナー(ざる:水は通すが、カヌーは通さないという障害物)を形成していることもあり、張り付くと危険です。特に水量が少ない時は、避けるコースも狭くなるので、注意してしっかりパドリングしよう。初心者は、できれば下見してください。
また、ここから流された竹が、ここから下流の流れの中に残っていて、大きな障害物となっている場合もあります。張り付かないように注意です。
(写真は99/4/17。現在もこんな感じ)
35. 直角カーブ再び
笹合の河原が終わるところに、小さな直角カーブ。流れは緩やかで後ろは瀞場が続くので、沈して楽しいカーブだ。
36. 高架線下の瀬
本流は川幅広く、岩が多く、落差がある瀬。慎重にコースを選んでも、必ず船底をヒットすることになる。だいたい勢いで下ってしまえるが、ファルトやカナディアンの場合は、少し慎重になったほうがいいだろう。
水量があれば、瀬をエスケープできる分流が、右岸沿いにできる。こちらの方が水深があり安全に下れることも多い。ただし再び本流と合流するところでバランスを崩して沈することもある。人生そんなに甘くはないか。右岸の中州に上陸して、どちらのコースがいいか下見するのがベスト。
水量が無いようなら、左岸からライニングしましょう。(1998.6.8)
37. ぼろバス [6.0km]
つきあたりがぼろバスのカーブ(98.6.7)
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広い河原の真ん中を下っていくと右にカーブする。以前は、大きくてきれいな淵があったが、現在は土砂で埋もれている。分流した流れが合流するところが、最近、スクォート(極端に浮力の少ない静水用カヤック)のメッカとなっている。冬場でも休日には数名のスクォーターが集まっていて、その妙技(?)を見学できる。
右岸は以前キャンプ場だった。その設備だったのかおんぼろのバスが置かれていたので、「ぼろバス」と呼ばれている。そのおんぼろバスも、95年10月に撤去されてしまった。
38. 砂利採取場横
右岸に砂利採取場を見ると、流れは左に集まっていき、やがて岩の絡む瀬が連続する。特に増水時は、ホールやウェーブが現れて迫力あり。初心者は、流れの右側をキープすれば安全。
平水時はこんな感じだが...
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増水するとこんなホールが現れる。
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39. 左岸に護岸
下流の松間橋から左岸の道を登ってくると、ここまでクルマで入れる。河原に出るには、堤防上の道に入る。左岸に白いコンクリートの護岸がある。現在は見えないが、護岸されている下には消波ブロックが埋まっている。
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40. 川底に消波ブロック
今度は右岸がコンクリートで護岸されている。川底に凸凹の消波ブロックが沈められている。渇水時は水面上に出るが、平水時でも「ひたひた」くらいになる。ここで沈すると悲惨なことになるので、左岸沿いのコースをとって避けること。
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粟島のエンダーポイント
川が左カーブしているところ(上の写真のブロックの先に見えるカーブ)は、増水(秋葉橋の水位で90cm以上)時にエンダーポイントが出現する。
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41. 松間橋前の消波ブロック
青い松間橋が見えると川幅がひろがり浅くなる。平水でも底を擦ることが多い。
かなり分流していて、全体に浅く、水量のない時期は、ライニング・ダウンを強いられることが多い。本流は、通常は、右岸ぎりぎりを流れていたが、現在(2000.9.30)は、左岸沿いに変わっている。左岸沿いには消波ブロックがあるので要注意!
このあたりは夏場は鮎釣り師が多いポイント。あまりに多いようなら、面倒だが中州をポーテージしよう。
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下流の松間橋の上から撮影 写真下の流れが安全な右岸沿いコース(99.4.3)
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42. 松間橋 [10.0km]
下流から見た松間橋 (95.9)
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橋梁が青いので青橋とも呼ばれる。下社から下流を、余裕を持って下るときは、ここをゴールにすることが多い。
橋の左岸側下流から、河原に下りる道がある。ただ、増水で河原が削られて、河原に下りる道も削られることがある。
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【つづく】
[該当地図]
2万5千分の1地形図:秋葉山(あきはさん)
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